観葉植物と朝顔のお水やり
さて、観葉植物のお水やりに関しましては、様々な情報が飛び交っており、観葉植物の種類によっても、全然違いますし、何が正しいのか判断がとても難しいです。
正しいお水やりをしていると思っていても、購入した観葉植物が枯れる経験をした方々は意外に多いと思います。
そこで、今回は小学生の時に育てた、アサガオのお水やりと、知人の問いを参考に、お水やりの基本をお伝えしようと思います。
皆様は小学生の低学年の時、アサガオを種から育てた記憶は御座いますでしょうか?
鉢植えのアサガオを、夏休み前までに花を咲かせる体験イベントとなるのですが、私はなんとなくしか覚えていないです・・・。
つい最近、ある知人に、自分の家の花壇のお水やりについて、私に質問をされました。
花壇のお花や、観葉植物全般のお水やりってアサガオみたいに毎日あげる感じでいいんですか?と質問されました。
えっ?もしやこれが原因?・・・と思ってしまいました。
過去にもお客様や親戚、友人、植物に毎日お水をやっていた人の話を聞く事は多々ありましが、アサガオのようにと比較されたの初めてでびっくりでした。
つまり花壇に咲くお花や観葉植物など、あの頃(小学生の時の記憶)のように、植物全般、お水はほぼ毎日やるもんだと思っていたそうです。
確かに、真夏のアサガオは沢山お水を吸いますし、朝と夕方1日2回あげても大丈夫な日もあります。
アサガオは、短期間に成長し、夕方しおれていても、お水をあげると翌日には元気な姿に戻っております。
小学生で、初めて育てる植物としては、かなりインパクト強めの印象として、未だにその記憶が残っているのかも知れません。
しかし、アサガオは炎天下で、小さい鉢植え、排水性の良い土、かなり水持ちの悪い状態ですが、結果的に雨が降った日以外、本当に毎日お水をあげていたのでしょうか?
昔は土曜日も学校がありましたし、海の日もなかったです。しかし今のご時世は週休2日制、土日(2日間)が学校休日となります。
例えば、梅雨明けの7月、土日2日間+海の日(第3月曜日)合計3日間は休日となりますが、お水は放置となりますがなんとか持ちこたえている筈です(1株の場合)。
そして夏休みに入り、家に持ち帰り、夏休み中の8月になった頃から、日差しが強くなり、その時には炎天下に3日間もお水をあげず放置したら多分死んでしまいます。
そんな結果になった場合は、水が足りなくて死んでしまった。
もっと沢山お水をあげていればこんな結果にならなかった。
など、知人はお水が少ない事により枯れてしまった印象だけが残り、植物には沢山お水をあげないといけないイメージだけ、焼きつてしまっていたようです。
気温が25度を超えると、植物の勢いは旺盛になり、お水はあげたらあげた分だけ吸ってしまいます。
植物を元気に育てるには、土や根を一度乾かして、根っこがお水を探す為に、根を伸ばさせます。
ドライ期間があってこそ、植物は成長し、根を成長させないと、植物本体も丈夫にはならないのです。
アサガオはお水を吸うペースと成長スピードがとても早く、土の表面が乾いて、根を張るこのサイクルをとても短時間のサイクルで行っております。
普通の観葉植物達は室内となりますので、平均室温もぐっと下がり、そのサイクルが、かなり長くなるイメージとなります。
朝顔のお水の給水量はとても多いですし、水を切らしたら死んでしまう事もありますが、室内の鉢植え、観葉植物達はお水与え続けると逆に死んでしまいます。
観葉植物のお水やりとは、土の表面がカラカラに乾ききったところで、根っこに向けて、ある程度のお水をあげると言った感じがちょうど良いお水やりとなります。
植物には沢山の種類がございます、以上の事が全てではありませんが、以上を参考とし、枯れた原因をつきとめ、それにあった育て方を学び、植物も人も成長していきます。
こう言葉で、もうお水を暫くあげないでと言っても、可愛そうだからと言って、翌日には、お水をあげてしまう人もいるでしょう。
アサガオの鉢植えと観葉植物の鉢植えでは、全く異なる性質となりますので、どうぞご注意ください。
さて、本日はずっと朝顔の話をしておりますが、大人になってからのアサガオ(朝顔)も、なかなか良いものです。
コロナで中止になっていた、入谷のアサガオまつり、今年2024年7月6日/7日/8日、朝顔市の開催も決まっております。
混雑も予想されますが、東京都台東区入谷の朝顔まつりに足を運ぶのも良いかも知れません。
昔を思い出してアサガオを鑑賞してみては如何でしょうか?
観葉植物レンタルとメンテナンスのヴェルジェ
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